今年の夏は異常に暑い。
なので野菜も育つのが早いし、雑草の生長も早い。

これが一ヶ月前のサンチュとタアサイの状態。
一週間前今はこの状態。

一週間で、こんなに育つ。

一気に育ってしまって食べ切れそうにない。
サニーレタスの一ヶ月前。

今の状態。

トウ立ちしてしまった。
まあ、これらの野菜は春や秋に栽培する種類だから仕方ないと言えば仕方ない。
トウ立ちしてしまっているけど、急激に成長したので葉っぱは柔らかい。
毎日、頑張って2株ずつ食べているけど、これも食べきれない。
種を蒔いただけでこれだけできるのは嬉しいけど、蒔き方を工夫しないともったいない。
分かってはいるんだけど、セルトレーに蒔くからどうしても70個、120個という数を蒔いてしまう。
ほとんど芽が出てくるから、すべて定植する。
ほとんど育つから食べきれない。
この繰り返しだ。
困った。
先月、自分の家の前に新しく道路ができたので道沿いになった。
いっそのこと、野菜販売でもしようかと考えている。
ただお金をもらうとなると、それなりにいい状態で商品として作らなければいけないので、トウ立ちなんてさせられない。
きれいに水洗いして、虫食いとかを選別して袋につめるとかしないといけない。
これを怠ると買ってもらえない。
日本人は、世界で一番野菜や果物などの見た目の品質に厳しいらしい。
JA等が厳しい基準を農家に要求するから、作り手は時間をかけて選別をして規格に適合したものだけしか出荷できない。
それをきれいにパッキングして、スーパーに陳列されるのは選び抜かれた一部の野菜だ。
自分で野菜を栽培してみて最初に感じたことは、大きく成長したものもあるが、小さいものも数多くできる。
冷静に考えれば、当然のことなのだけれど。
例えばジャガイモやサツマイモなんかは、大小のイモが収穫できるが、胸を張って出荷できそうなのは6割くらいかな。
専業農家は出荷できない大きさのものは、基本、畑に放置だ。
同じ野菜なのに、大きさや見た目で出荷できない野菜は収穫されずに、畑で廃棄される。
日本人が野菜や果物等の見た目に厳しいのは、こんなシステムを作り上げてしまったからだと思う。
逆に残留農薬とかには無頓着で、見た目きれいでしっかりパッキングされたものは安全安心だと思い込んでいるんじゃないかと思う。
自分は、基本有機肥料で無農薬栽培をしているから、虫食いはあるけど畑で野菜を水洗いすることなく直接食べることができる。
収穫しながら食べることができるんだ。
そう言えば、野菜作りを始めた頃、畑にマヨネーズを持っていって収穫前のなっている状態のオクラにかけて食べてみたことを思い出した。
野菜は採りたてと時間がたったものでは味が違う。
採りたて野菜の美味しさは格別だし、自分で栽培したものだから安心して食べることができる。
でも、たくさん育てた野菜を全て食べることができないという贅沢な悩みがあるので、何とか野菜販売をしたいと考えている。
また、いろいろな事をやって一歩前進したい。