3月になり春がやってきたので、畑の準備をした。
久しぶりに耕運機を使って地面を掘り返して、畑の草を鍬き込んだ。

この場所は、毎年コンポストで作った生ゴミ堆肥をまいているんだけど、植えた記憶のない植物がいろいろ芽を出す。
元々、この区画には、ジャガイモ、カボチャ、ウリ、シソ、トマト、ニンニクなどを植えていたので、その残りが自然発芽したものだ。
でも今年は違う。
ポポーと、何か分からないトゲトゲの柑橘類の芽が出ていた。

ポポーは、家にポポーの木があるので、そのタネが発芽したってことは分かる。
でもこの柑橘類は、明らかに家にはない品種の芽だ。コンポストに捨てた柑橘類のタネが発芽したんだ。
何の芽か分からないし、せっかく芽が出たんだから確認のために隔離した。
と言うことで、耕運再開。
冬の間でも草は枯れない。
野菜は育たないし、ほとんどが枯れてしまうのに。
すごい生命力。
さすが「The 雑草!」って感じだ。
途中、いろいろなアクシデントが発生した。
まず、運転ミスによるトンネルの骨組み破壊。
耕運機を旋回させるためには、ハンドルの両方にある自転車のブレーキのようなクラッチレバーを使う。
クラッチレバーを握ることによって。車輪の駆動力を伝えなくする。
よって逆側のタイヤだけが駆動するから耕運機が旋回する。
回りたい方向の内(軸)側に当たる方のクラッチレバーを握るってことだ。
トラクターに比べれば耕運機は小さいので、小回りが利く。
でも、それなりの旋回スペースは必要だ。
しかし限界を攻めたくなって、ついその旋回スペースぎりぎりでクラッチ操作をする。
運転操作ミスの結果がこれ。

次に起きたアクシデントは、サツマイモのツルがロータリーに絡まってエンスト。

去年の秋にサツマイモを掘った後から放置しておいたツルだから枯れていると思って耕運機で突撃したところ、あえなくエンストした。サツマイモのツルって最強なことがわかった。
3番目に起こった悲劇は、燃料コックを閉めた状態で始動したことによる燃料切れ。
この耕運機のディーゼルエンジンは、まず一回のクランク操作で始動してしまうことがほとんどだ。
だが、燃料コックを閉めた状態でエンジンをかけると、10秒くらいでエンジンが停止してしまう。
あわてて燃料コックを開いても、「時すでに遅し」となって、以降クランク始動を試みても全くエンジンはかからない。
以前にも一回、同じ事でエンジンがかからなくなった事があった。
耕運機を買ったときに、中古屋のおっちゃんが「燃料を切らすとかからなくなるから、それだけは注意しな。」って言っていた理由が、その時分かった。
その時は、YouTubeにあった対処動画を見つけて、何とかかけることに成功した。
ただ、これが面倒くさい。
燃料タンクからエンジンまでの燃料配管の経路を、順に燃料が出ることの確認をしていくっていうやり方だ。
確認するところは、写真の左側にある下から上に渡っている金属配管の継ぎ手部分。

17mmスパナを使って、まず下側の継ぎ手を外してクランク操作をする。
クランク操作したときに、燃料がピッピッと出ればOK。
継ぎ手を元に戻して、上側の継ぎ手でも同じ事をする。これをやっても1回でエンジンはかからず、5~6回クランク操作が必要だ。
始動時のクランク操作は、かなり体力を使うから超疲れる。
今回もこの方法で何とか解決した。
ダンシャクとキタアカリの種ジャガイモを植えた。(各5kg)
自分の植え方は、こうだ。
耕運機で草をほじくり出したところに、30cm間隔、90cm幅で種イモを置く。
種イモ間隔の間に、自家製ボカシ肥を置く。
耕運機で両脇から畝立てして覆土する。
ここで畝立てに新兵器が登場!
以前、ヤフオクでゲットした畝立て器だ。
今回、初めての使用だ。

と、やってみたところ・・・

畝の高さ(深さ)調整をいい加減にセットしたら、巨大な高畝となってしまった。
30cmくらいか。
さらに畝が曲がってしまった。
日曜日は一日中、耕運機と一緒に畑仕事をした。
いろいろあって、疲れた・・・
【おまけ】
その前日に、近くの区画の山芋を掘ってみた。
でもかなり小ぶりで、種芋のサイズのままだ。
3年も植えているのに・・・